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■救出救助などに関してです。渋谷区の防災から転載
救出救助と応急救護
地震では、倒れた建物や家具の下敷きになる人が出ることが多くあります。早く助け出さないと、死んでしまいます。 しかし、多くの生き埋めやけが人が発生する震災では、防災機関(警察・消防)だけですべての現場に対応することは困難です。 そのとき、そこにいる人の手で、救出・救助・救護活動を始めましょう。
救出作業は、ひとりではできません。多くの人手があるほど、救出作業は楽になります。 直接作業にあたる人はもちろん、作業の助けになる資器材を探してくる人、治療が可能な医療機関を探す人など、まず、多くの人を集めます。
救出救助
埋まっている人に声をかけ、様子を確かめます。
救出の妨げになるものから、順に取り除いていきます。重い物を持ち上げるときは、複数の手で、声を掛け合い、ゆっくりと。 救出作業にあたる人の安全には十分な注意が必要です。できれば、少し離れた場所に人を置き、全体の様子(落ちて来そうな物、倒れて来そうな物、火災など)を見てもらいます。複数の人が埋まっていることがあります。常に、「もうひとりいないか?」を意識しておきましょう。
工具のある家庭や商店、工事現場などを知っていたら、協力を仰ぎましょう。 また、建築の仕事についている人を知っていたら、協力を仰ぎ、その指示を聞きます。
応急救護
救出された人は、けがをしている場合がほとんどです。 生き埋めでなくても、けがをする人がたくさん出ます。 早い手当が命を救います。 応急手当講習 を受けていると、人の命を救うことができます。
安全な場所を確保し、けが人を移します。
大きな出血があるときは
なるべくきれいな布をたくさん集めてください。
出血しているところに布を当て、強く押さえます。この「直接圧迫止血」が基本です。 出血が止まらなかったら、さらに上から布を当て、圧迫を続けます。 ビニール袋に手を入れるなど、直接血液に触れないようにすることで、血液からの感染症を防ぐことができます。 手足の切断や、複雑な骨折を伴う出血など、直接圧迫できないとき、止血帯という方法もあります。この方法については、応急手当講習を受けてください。
ガラスなどが刺さっているときは
むやみに抜かないほうが安全です。
抜いたとたんに、大きな出血を起こすことがあります。
また、鉄片などの場合、先が曲がっていて、傷を広げることもあります。
三角巾やタオルで、刺さっているものが動かないようにします。
骨折しているときは
骨折している部位に副木を当て、上下を固定します。 副木がなければ、丈夫な、板状・棒状の物を使います。傘・丸めた雑誌などでもかまいません。 できれば、骨折している部位の上下の関節の先を固定します。
例えば、肘と手首の間(前腕)を骨折していたら、手のひらと力こぶのあたりを固定します。
意識がないときは
意識がないと、舌がのどを塞ぎ、呼吸ができなくなっていきます。 気道を確保して、窒息を防ぎます。額に手を当て、顎を持ち上げて、頭を反り返らせるようにします。 さらに、呼吸や心臓の動きを確かめ、必要ならば心肺蘇生(人工呼吸と心臓マッサージ)をします。具体的な方法は、応急手当講習を受け、学んでおきましょう。
医療機関への搬送
同時に多くのけが人が発生する震災では、救急車も、すべての現場に行くことは困難です。 医療機関に運ぶ必要があるときは、そこにいる人の手で搬送します。 毛布や物干し竿を使って、応急担架を作る方法もあります。防災訓練に参加し、学んでおきましょう。 協力して、治療が可能な医療機関を探します。まずは、近隣の医院を、また、一時集合場所など、
人の集まる場所で情報を得てください。避難所施設(小中学校)には、順次、医療救護所が開設されます。
トリアージ
同時に多くのけが人が発生する震災では、医療機関も、すべての患者に対応することは困難になります。 ふだんなら、診察は受付順に受けられます。 しかし、震災などの災害時には、「命にかかわる状況で、治療により助かる可能性が高い人」から順に治療せざるを得ません。
打ち身、捻挫や静脈からの出血などの治療は、後回しにせざるを得ません。家庭の常備薬や、避難所施設にある救急箱を利用し、自分たちで手当します。
【拡散希望】消防隊員です。被災地の皆様、貴方達を助けるために我々の同胞達も頑張っています。
必死に頑張っています。緊急車両に道を開けてあげて下さい。逃げたいのは皆同じです。でも、貴方達は逃げれます。私たちは今逃げる道を無くした人達の救助に向かっています。開けて下さい
明日は我が身。
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