福井県敦賀市にある自家焙煎珈琲専門店、有限会社チモトコーヒー
JCQA認定コーヒーインストラクター1級 の 新田和雄、
同じく、JCQA認定コーヒーインストラクター1級 の 新田千香子です。
10月4日土曜日、「Nagoya Coffee LABO」さんのカッピングセミナーに参加して参りました。
敦賀から名古屋まで約1時間半、「コーヒーの勉強に行くの」って言ってるのに、なぜか「一緒に行く」と言って聞かない子供たちも連れての参加となりました。
今回参加したカッピングの内容は、それぞれカッピングした後、カッピングフォームに評価を記入し、その後参加者の方々と評価をセッションするという和やかな雰囲気の中進んでいきました。
まずは、スペシャルティコーヒーと コマーシャルコーヒーの違いを比べる初級レベルのカッピングとして、4つのカップから、COE(カップオブエクセレンス)2つ、その他2つをカッピングして判定する。というものでした。
答え合わせでは、
1.COE ブラジル サントアントニオ
2.ブラジル 4/5
3.ホンジュラス HGEP
4.COE サルバドル ラ ヌエバ
でした。
どの豆がどこ?ということは問われずに、美味しいかどうか?という判断で進んでいきます。
一応、自分も嫁もCOEをきちんと選べていました。
そして、それぞれにクリーンさとか、甘み、バランス、酸、フレーバー、口当たり、後味、バランスなど評価して、それぞれに点数がつくのですが、初めての採点にも関わらず、自分と嫁が似たような点数になっていたのが、ちょっと不思議であり、面白かったです。
(普段から似たような珈琲を飲んでいるので、それも分かるのですが、、。)
そしてメインとなる、後半の「インドネシア産コーヒー9種飲み比べ」
銘柄は
A.ガヨ スターオーガニック
B.アテンスーバー
C.ガヨ フォレストオーガニック
D.ロングベリー
E.ティムティム
F.ゲガラン
G.マンデリンG1
H.ルワック
I.アチェ アルールバダ
これはそれぞれ小農家の方々がつくられているまだまだ珍しいものばかり。
これらをカッピングできて、非常に面白かったです。
ジャコウネコの糞から取り出すという、かの有名な、まぼろしのコーヒー「ルワック(ルアク)」も初めて口にしました。
また、天然と養殖で糞の見た目が違うなどという事も初めて知り驚かされました。
(※写真は、コーヒーのパーチメント(殻つき)状態で出てきた、ジャコウネコの糞を乾燥したものです。実際はその殻をとり除くので直接珈琲豆が触れる訳ではないとの説明がありました。左が天然、右が養殖)
嫁は、「最初から、ルアックと、分かっていたら飲めなかったかも」という発言しておりました。(^^
インドネシア数種、それぞれの微妙な違いを見分けるのにとても集中してのカッピングで、4時間がアッという間に過ぎました。4時間いたのが信じられないくらい楽しかったです。
ちなみに、カッピング後、息子が「ガヨ スターオーガニック」を一口すすり、「甘い」という言葉が出ました。
娘は「酸っぱい!」の一言でした。(普通はそうだと思います。)
そして、なんといってもカッピング後のみなさんとのセッションがとても勉強になりました。
カッピングした印象などを表現するのですが、その表現がカッピングされた方々で違って、表現の勉強にもなりました。
別途用意されていた、サルバドル産の Funky.n(パカマラ) と javanica(ジャバニカ) が 他のコーヒーの味と違い、(あくまで個人的にですが)非常に美味し過ぎて、ちょっと忘れられないコーヒーとなりました。
福井県敦賀市からということで、名古屋はちょっと距離があるのですが、今後も参加できる機会があれば、是非とも参加したいとても素敵なセミナーでした!!
そして、セミナー後にせっかくの名古屋ということで立ち寄った、「世界の山ちゃん」の手羽先も美味しかったです。(^^