福井県敦賀市にある有限会社チモトコーヒー
JCQAコーヒーインストラクター1級 &
JBAバリスタライセンスレベル1 &
焙煎士の新田和雄です。
当店では、珈琲の味の確認の為に、コーヒーを淹れて飲むのですが、今年は、急速冷却のアイスコーヒーにはまってしまい、結構たくさん飲んでしまいました。
急速冷却がおいしい理由
コーヒーが冷めるとやや濁ったと感じる方もおられると思いますが、通常、熱いコーヒーがゆっくり温度が下がっていくと、コーヒーの成分に含まれる、タンニンと、カフェインが結合し、結晶化する事により白く濁るクリームダウン現象が起こります。この状態だと味にも透明感がなく濁ったイメージのアイスコーヒーになってしまいます。
そこで、コーヒーを抽出したコーヒーサーバーを水で冷却したり、たくさんの氷に一気にいれて、急冷することにより、透明感のあるアイスコーヒーを楽しむことができます。
作り方は?
とても簡単で、必要なのは、コーヒー、お湯、氷などなど、、。
(器具は、必要に応じて、、。)
使用したコーヒーの量と挽き具合は、今回撮影した分だと、
「イタリアンブレンド 16g #5(少しだけ細かめの挽き具合)」です。
抽出量が一杯分なので、普通のホットだと、10g~12gなのですが、今回は氷をたくさん使用して、急速冷却する飲み方なので、粉も大目に、挽き具合も細かめにしております。
使用量などはお好みなので、そのあたりは皆様の使用する、器具や抽出方法によって調整してください。
グラスに注ぐやり方だと、コーヒーサーバー(コーヒーポット)を洗う手間も省けます。(^^
今回は、メリタ式ドリッパー(一つ穴)と、氷をたくさん入れたグラスを使用しております。
メリタ式の場合は、一つ穴で、湯だまりができるのでしっかりと濃いめに出る傾向があります。
カリタ式の3つ穴の場合は、抽出も早く軽めに出やすいので、濃いめにしたければ抽出速度を遅くする(少しずつ注ぐ)か、粉の量を増やす、もしくは粉の挽き具合は細かめにするといいかと思います。
ハリオ式の場合は、大きめの一つ穴ですので、抽出速度は速いのですが、ドリッパーが60度の角度で抽出効率がいいようなので、気持ち粉を増やすか同量程度でいいかもしれません。
(今回、抽出液の容量は計測しておりませんので、あくまで参考程度にして下さい。)
グラスに氷はこんな感じです。80度近いお湯を注ぎ、そこからやや温度は下がりますが、それなりの温度のお湯が注がれますので、氷がどんどん溶けていきます。
その溶けた氷の分と、抽出したコーヒーが混ざったものが、最終的に飲むアイスコーヒーの液になりますので、今回はホットコーヒーに比べると、濃いめに抽出しているという訳になります。
今回は、抽出過程は省いておりますが、グラスに落ちるコーヒーの様子を動画でアップしてみました。(^^
最終的に抽出したのは以下の写真です。
こんな感じで、敦賀まつりの時期だと、アイスコーヒーにベビーカステラとかもよく合います。(^^